教育

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カナダの一般教育制度(義務教育 高等教育 ) 専門教育 (カナダの高等教育 生涯教育 英語を学ぶ)
日本語教育 (日本語学校について)
帰国を見据えた教育 (帰国子女の大学進学 帰国後の就職に役立つ資格)

カナダの一般教育制度

カナダの教育は州政府によって管轄され、各州の教育省による教育 水準をもとにカリキュラムが組まれます。義務教育は6歳ないし7歳 (通常小学1年生)~15歳ないし16歳(高校1年生)までで、教育費は無 料です。また、公用語が英語とフランス語のため、フランス語で授業 が行われるフレンチイマージョンプログラムの選択も可能です。

義務教育

学校区分

ブリティッシュコロンビア州では6~7歳から15~16歳までが義務教育期 間で、カナダ市民(永住権保持者)の場合、学費は無料です。学校教育体制は 大きく2つに分けられ、7-5年制でグレード1(小学校1年生相当)からグレード 7までがエレメンタリースクール(初等教育)に、グレード8からグレード12ま でがセカンダリースクール(中等教育)に通います。ちなみに、日本の高校1年 生はカナダのグレード10に相当し、ここまでが義務教育となります。
地域によってはミドルスクール(前期中等教育または中学校。グレード7~9)に分 かれる所もあります。また、プリンスエドワード州を除く全ての州では5歳 児に対する幼稚園プログラム(キンダーガーデン)を提供しています。キンダー ガーデンでは園児達に1年生からの正規の学習環境に入る準備をさせるこ とを目的として作られているため、小学校敷地内に併設されていることが 多いのが特徴です。一般的に年度始まりはは8月中旬から9月初旬で、翌年 の6月が年度末となります。年間授業日数は180日から200日程度です。

  • 保育園 (プレスクール)
    初等教育以前の幼児対象。費用は有料です。
  • 幼稚園 (キンダーガーデン)
    5~6歳児が対象。遊びを通して子供たちの社会的、精神的、身体的、 知的な発達を促しています。小学校就学前に行くもののため、通常半 日のプログラムですが、地域によっては終日プログラム(K+)を提供して いる学校もあります。
  • 初等教育 (エレメンタリー・スクール)
    主に読み書き、算数、理科、社会、保健体育、音楽、美術の基礎技能に 重点がおかれています。第2言語教育(英語またはフランス語)も初等教育 段階で導入されます。また、変動する生徒数に対応して、縦割り学級(連 続する2学年の生徒を合わせて一つのクラスとし、一人の先生が担当する)を導 入している学校もあります。
  • 中等教育 (セカンダリー・スクール)
    中等学校(または高等学校)は生徒に大学等の中等後教育や就職への準 備をさせることが目的とする学校です。一般教養教育プログラムの他 に職業教育プログラムを併設しています。学校は単位制で、卒業条件 を満たすためには各州で定められた必修科目と選択科目を履修習得し なければなりません。
公立学校/私立学校

カナダ国内の生徒の95%は一般にパブリックスクールと呼ばれる公立校 に通います。州内は学区(スクールボード、またはスクールディストリクト)に分け られ、それぞれの学区内で人口密度に応じて1校から数校の学校が設置さ れています。学校の運営・管理は各学区の教育委員会が行い、カナダ国民 の場合、義務教育期間の授業料は州政府によって負担されます。
私立校はプライベートスクールと呼ばれ、ほとんどがキリスト教系の学 校になります。学校独自の伝統や教育方針に従って運営されており、カリ キュラムやアクティビティーなど個性的な授業内容を提供しています。共 学校の他に、男子校、女子校やボーディングスクール(寮制学校)などがあり ます。授業料は年間$10,000~$26,000程度です。

特別進級制度

日本の義務教育にはありませんが、カナダでは成績の優れた生徒を対象 とした特別進級制度があり、学年をスキップ(飛び級)して進級することが可 能です。この制度は初等教育、中等教育共にありますが、中等教育では科 目ごとの進級が多いようです。
例えば、優秀であればグレード10(高校1年生)でグレード11(高校2年生)の数 学を取るというように科目別に学年を飛ばして進級できます。東洋人は数 学ができる人も多いため、飛び級する生徒もいます。

ESL (English as a Second Language)

カナダでは初等教育、中等教育共に多くの学校で留学生を受け入れてい ます。外国人留学生や移民してきたばかりの家庭の子供のために、公立も 私立も多くの学校でESL(母国語が英語でない学生のためのクラス)の生徒を対 象としたプログラムを用意しています。そのおかげで、英語力がまだ十分 でないお子さんも学校に通いながら英語力を高めることができます。
最初の半年くらいをESLから始め、徐々に一般科目の授業に参加するよう にして慣らしていきます。初等教育においては、はじめからカナダの生徒 と一緒に授業を受けながら、補足としてESLの授業を受けるお子さんもい ます。

ホームスクーリング/在宅教育について

カナダでは子供を学校へ通わせることなく、家庭で教育を行う制度があ ります。親がイニシアティブをとり、親の責任で子供を教育する方法です が、BC州では教育機関(公立・私立の学校及び通信教育)への登録が毎年義務 づけられています。また、ホームスクールも義務教育なので、政府から学 校へ助成金が支払われ学費は無料です。ホームスクーラーの登録は毎年9 月30日までとなっています。
ホームスクーリングを選択する理由は、遠隔地で学校から遠い、子育てや 教育についての考え方の違いや、宗教的、文化的な価値観、世界観を親自 ら伝え教育したいなどさまざまです。また、ホームスクーリングは特殊な 才能・能力に恵まれた英才児や学習障害や発達障害、身体的な障害を有 する子供に、その子供の能力や特別なニーズに柔軟なカリキュラムをその 子供に合ったペースで進められることも利点です。ホームスクーリングの 子供たちは両親、兄弟姉妹間の絆は強く、家庭中心教育での父母の関与 はとても重要です。

保育施設について
カナダでは共働き夫婦も多いため、保育施設(デイケア)を利用する家庭 がたくさんあります。デイケアとは日本でいう託児所のような所で、カナ ダでは公立、私立のデイケアが多数あります。
グループデイケアとファミリーデイケアの2種類があり、グループデイケア は比較的生徒数が多く、ファミリーデイケアは保育者が自宅で個人経営 していることが多いため、家庭的なケアが特徴です。デイケアではお絵描 き、パズル、ゲーム、歌、クラフトや本の読み聞かせやスポーツ、遠足など 種類豊富なアクティビティーが用意されています。昼間はデイケアに通い 地元のお子さんたちと触れ合うお子さんから、終日デイケアで過ごして両 親のお迎えを待つお子さんもいます。カナダは移民を多く受け入れている ため、各保育者の出身国や保育方針によりデイケアの特徴が様々です。ま た、プレスクール(保育園)のように幼稚園入園前のお子さんを対象とし、 読み書き、数字などの教育に力を入れ、遊びやゲームを通して子供にルー ルや規則を教えている所もあります。人気のある施設では入園待ちも考 えられるため、入園予定の1年前ぐらいから施設探しを始めた方が良いで しょう。
デイケア料金は決して安くはありません。公共のレクリエーションセン ターの施設利用は無料の所もあり、また少しの参加費で子供を楽しませ るプログラムも沢山あります。保護者同伴の施設がほとんどで、フルタイ ムで利用できないのが難点ですが、利用してみるのもよいでしょう。

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高校卒業~高等教育(大学)への進学

高等学校卒資格

カナダの高校は単位制です。コース規定の単位を取得して進級が決まりま す。BC州では、卒業するには80単位の取得が必要となります。必修科目 48単位、選択科目28単位、graduation transitions*1) 4単位の計80単位 中、16単位はグレード12の語学を含む高校グレード12レベルのものの合 格が条件となります。
中等教育最後の2年間は選択科目を選んで履修するようになり、一般教養 教育と職業教育に進路を分けていきます。グレード11・12(高校2・3年生相 当)の成績は進路に大きく影響し、通常の定期テストの結果と成績の総合 評価で進路が決定します。
大学進学を希望する場合は各大学の専攻分野で、指定する科目の単位を取 得していなければ進学できません。カナダの高校では、進路決定の教育指 導員としてスクールカウンセラーがオフィスを構えているので、疑問がある 時は積極的に相談をしましょう。日本のように大学入試試験はありません が、プロビンシャルイグザム(B.C.州政府が実施するの卒業認定試験)に合格し、 履修授業単位を満たした上で晴れて“高校卒業”と認められます。

*1) 中等教育卒業後に生徒たちが円滑に各々の道を勧めるようにするためのプログラム。進学、就 職や人生の目標を立てる。コミュニティー・サービスや体育活動、キャリアプラニング 等

大学入試/プロビンシャル・イグザミネーション

カナダで大学入試試験というものはなく、高校学校の最終成績で合否が 決まります。プロビンシャルイグザムはグレード10(高校2年生)から受けるこ とができ、最低5教科試験を受けなければなりません。最終成績は高等学 校の成績評価を全体の60%とし、プロビンシャルイグザムの結果40%を 合わせたもので決まります。大学への進学は各大学の難易度や合否判定 の条件によって異なるため、各自で確認が必要です。

大学編入プログラム

4年制大学への直接進学が難しい場合は、短期大学の大学編入プログラ ムがお勧めです。カナダでは大学編入プログラムを提供しているコミュニ ティーカレッジが数多くあり、この課程では大学1、2年の科目を取得するこ とができ、大学の3年次に編入することができます。大学よりも入学基準が 低く、一般的に4年生大学よりも授業が簡単なため、高校を卒業してカレッ ジでよい成績を取ってから大学の3年次に編入する学生も多くみられます。

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専門教育

世界でも教育水準が高いと言われているカナダ。学校や提供されるコースの 種類は実に豊富です。また、成人教育にも積極的なカナダは地域ベースでの 専門スキルや趣味のクラスも提供しています。英語や専門知識を身につける にも自分の希望に合ったコースを選んでスキルアップを図りましょう。

カナダの高等教育

カナダの高等教育(ポストセカンダリー・スクール)は、総合大学、ユニバーシ ティー・カレッジ、コミュニティー・カレッジ、技術専門学校の4つに大別さ れます。

総合大学

日本の4年制大学にあたります。学士号、修士号、博士号の取得が可能です。

コミュニティカレッジ

日本の短大と専門学校を統合した2年制の教育機関です。 コミュニティカレッジは殆どが州立で、技術系から芸術系まで広い分野に わたりレベルも色々で、実習や就職に関係するプログラムを提供していま す。カレッジの入学基準は普通大学よりも低く、学校の規模も小規模~中 規模で1クラスの生徒数も少ないのが特徴です。大学よりも就職に結びつ きやすいカリキュラムが特徴で、常に最新のビジネスや産業をもとに編成 され、多くのカレッジがキャンパスで勉強しながら実社会での実践的なプ ログラムを提供しています。各プログラム規定の単位を修得すると、修了 証書のサーティフィケート(Certificate)、あるいはディプロマ(Diploma)が取 得できます。
BC州では、2年間で必要単位を修得すると、Associate Degree(準学士号) が取得できる所もあります。コミュニティ・カレッジのコースには、大きく 分けて、ユニバーシティ・トランスファー(University Transfer, UT)と言われる 大学編入プログラムと、職業訓練を重視したプログラムに分かれます。UT は主に単位修得が目的で、カナダの大学の教養課程(1、2年生)をカレッジ で履修することができます。専攻を何にしたらよいか分からない場合は、 一般教養科目や選択科目などを履修しながら、大学で何を専門的に勉強 して行きたいかを見極めるためにも、カレッジはお勧めです。このコース で、大学編入に必要な単位数を修得し、大学の2年または3年次に編入す ることができます。
職業訓練プログラムは、就職を目的とした人材育成プログラムで、会計事 務、コンピューター、ビジネス、デザイン、調理、ヘルスケア関連など、数多 くの実践的なコースが用意されています。理論はもちろん、実社会で役立 つ即戦力や専門技術などが学べます。

ユニバーシティカレッジ

ユニバーシティ・カレッジはその名の通り、大学とカレッジの両方を兼備 しており、学士号を取得できるコースもあります。その学士号は、大学で 取得した場合と同等に扱われます。その他のコースでも、必要な単位を修 得して、大学課程の2年または3年次に編入することができ、修了すると学 位が取得できます。学士号コースの中には、カレッジのように実務体験学 習(Co-op Education Program)ができるものもあり、規定の単位を履修す れば4年間のうち3~4学期間のWork term(有給の実務体験)を組み込むこ ともできます。
一般的な入学条件としては、留学生の場合、カレッジでTOEFL500~550 点、ユニバーシティカレッジで550~570点程度で、ESLから始める場合は これより低い場合もあります。

技術専門学校

Institutesとカテゴリー分けされる教育機関は、キャリア、職業訓練、専門 技術に基づいて組織された教育機関で数多くの職業をカバーし、コース によってサーティフィケートからDegree(学士号)までを取得できます。 カナダで最も知名度の高いInstitutesの1つブリティッシュコロンビア工 科大学(BCIT , British Columbia Institute of Technology)は、応用自然科学、 コンピュータ専門技術、エンジニアリング、ビジネスや健康科学をはじめ とする分野にて約250のコースを備えています。実践によるキャリア習得 に基づいており、学生は実用的な技術や技能をインターンシップや実務体 験学習を通して習得します。コースの約6割は授業で4割は実際の職場状 況での訓練で構成され、就職率も高く、卒業生は地元だけでなく世界中 の労働市場で需要があり、卒業後数ヶ月内に関連職業に就いています。 また、BCITの講師陣は該当職種、産業に直接携わっている人が多く、職場 での経験や現場の様子、業界での最新情報などをクラスで聞くことがで きるので、とても役立ちます。
留学生の入学条件はコースにもよりますが、BC州の高校卒業程度の英語 力、コースによっては数学の成績も必要です。

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生涯教育

社会人教育はContinuous Education / Studies、Adult Schoolなどと 呼ばれ、カナダでは生涯学習を推進しています。その歴史は長く、社会人 がカレッジや大学、その他の教育機関で学ぶことが一般的で、中には高齢 の学生やシングルマザー、シングルファーザーもいます。入学条件は柔軟 性があり、年齢制限はなく、高等学校卒業時の成績によって設定されてい ます。例えば、高校を卒業していない人も同等の教育を受けて卒業資格を 得ることができ、殆どの学校で休学や復学がいつでも可能です。
また、夏季コースや夜間コース、広大な土地のカナダはキャンパス外で の資格、学位取得、通信教育コースも豊富に用意されているため、パート タイムの学生も必要に応じて色々な学習形態を選択できます。大学やコ ミュニティ・カレッジのような教育機関にも、継続教育や職業訓練をはじ め、コミュニティに基づいた生涯教育コースがあります。

  • スクールボードでスキルを身につける

    各地域の教育委員会(School Board)では地元の人を対象にした成人教育プ ログラムを提供しており、ESL、高校過程修了コース、成人基礎教育、職業 訓練コースから一般的な教育コースまであります。例えば、バーナビーで は園芸学、インテリアデコレーション、歯科受付、幼児教育、フラワーアレ ンジメントなど様々なコースを提供しています。地元の人支援の為の教育 なので、コース料金も比較的低めなのが特徴です。
    各地域でContinuous Educationなどと題し定期的に更新され、通常は コース概要や紹介のプログラムが各家庭に送られてきます。また各スクー ルボードのウェブサイトでもチェックできるので自分の居住する地域でど んなコースが開催されているのか、受講資格なども様々なので興味があ るコースを調べてみましょう。
  • 気軽に参加できる趣味講座等

    各コミュニティには気軽に参加できる趣味講座も沢山あります。クラフト、 外国語講座、ダンス、各国料理教室など多文化国家カナダにいるからこそ 学べる機会が多いものもあります。これらは前述のスクールボードのプロ グラムや各地域や市のコミュニティセンター、また各国のコミュニティ団体 や文化センターで開催されており、各々のウェブサイトなどでチェックでき ます。またコミュニティセンターではジムやプール、ヨガ、ピラティスなどの エクササイズプログラムなども豊富にあり、比較的安く楽しめます。

英語を学ぶ

ワーキングホリデー(WH)でカナダに来て、多くの人が最初の2~3ヶ月間英 語学校に通います。また留学して本格的に英語を勉強する人もいます。バ ンクーバーにある英語学校は私立、公立で100以上もあり、そのプログラ ムも実に様々です。ESL(English as a Second Language)は大きくカレッジ、 大学付属のESL、私立のESLに分かれます。

カレッジや大学付属のESL

基本的にアカデミックな要素が強く、その大学かカレッジに進むためのカ リキュラムを組んでいるところが多いのが特徴です。 カレッジ付属のESLコースの利点は、英語力が中級以上になると、アカデ ミック・コースの科目が取れるところです。大学進学準備コース(University Transfer Program)やビジネス、ホテルやコンピュータコースなど、希望する 分野の英語力を身につけることができます。
大学付属のESLには、一般コースや大学進学準備コースがあります。 EAP(English for Academic Purposes)は、教育レベルの高い大学などのESL の生徒用のコースです。その中級クラスでは、リーディングやライティン グ、上級のクラスではプレゼンテーションやレポートの書き方などのスキ ルを、順にレベルアップできるように構成されています。
授業や規則は厳しいですが、カレッジや大学付属のESLは英語力が確実 につくと言われています。

私立のESL

大都市のダウンタウンに集中し、カレッジや大学付属のESLプログラムよ りも小規模で、ほとんどが少人数制を取っており、クラスも5~15人くらい を目安としています。殆どの私立の場合、コースを4週間単位で設定してい るので短期で計画を立てやすいのが特徴です。私立でも学校によっては カレッジに劣らないESLプログラムがある所や、英語だけでなくビジネス 英語学校やインターンシップを取り入れてスキルアップを目指したキャリ アコースを用意している所もあります。

学校を選ぶ際のポイントと注意点
学校を選ぶ際は、上記で紹介した学校のタイプ、コース内容、留学期間、 予算、滞在方法などを考慮すると良いでしょう。授業料の差は都市部で も地方でもあまり差はありませんが、生活費は都市部の方がやや高めで す。また希望する学校が、CAPLS、CLC、ACCC、AUCCなどの学校認定団 体に加盟しているかどうかも確認すると良いでしょう。
現地の学校情報は留学センター(School Agent)を活用したり、日系のフ リーペーパーや新聞、またウェブサイトや学校検索エンジンなどで情報 収集もできます。見学が可能な学校も多くあります。
WHビザは語学コースに限らず、他のコースでも6ヶ月以内に完了するコー スであれば学生ビザは不要ですが、コースそのものが6ヶ月を越える長期 コースの場合は、たとえそのコースの一部を6ヶ月以内で受講するとして も学生ビザが必要となるので注意が必要です。また、WHビザが終了後、 続けてカナダで勉強したい場合は、WHビザが有効期限内であればカナ ダ国内で学生ビザを申請することができます。

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日本語教育

外国生活の中で日本語の継承もしくは維持するのはたやすいことでは ありません。家庭だけでは難しい日本語の習得の助けとなる日本語学 校と補習授業校では、日本語力を着実にステップアップできます。

日本語学校について

日本語学校と補習授業校の違い

日本語学校か補習授業校のどちらかを選択する場合、帰国の予定の有無 が重要なポイントとなります。 日本語学校は平日の放課後、または週末に国語(日本語)を中心とした補習 的内容の授業を行います。主に日本からの移住者または日系人が日本語 を学ぶための学校で、日本語力の向上を目的としているだけでなく、日本 人であることを重視した教育(日本の文化、習慣、規律、しつけ等)にも力を入 れています。
一方、補習授業校は日本からの派遣員の子女及び当地に長期在留する者の 子女で、将来日本へ帰国し日本の学校教育を受ける予定がある者を対象と しています。国語以外の科目も日本語で教えられ、帰国後も日本の授業に ついていけるカリキュラムが組まれているのが特徴です。補習授業校では 入学試験もあり、ある程度の日本語の読み書きができることが前提となり ます。補習授業校は週1日の授業で日本の週5日分の補習をするので、現地 校との両立も宿題やプロジェクトと重なりかなり大変になります。教科学 習以外にも、日本的な学校行事の開催など日本に対する理解を深め、帰国 後の学校生活および社会生活に適応できる取り組みがなされています。

日本語環境を作る
両親、もしくは片親が日本人の場合でも、日本語環境を整えるのは至難 の業です。週1日の日本語学校での勉強だけでは日本語の維持は難しく、 ご両親の努力が重要なカギとなります。家庭内ではお子さんには英単語 を混ぜた日本語を避け、日本語で話しかけたら日本語で答える習慣をつ けさせましょう。自宅でできる日本語のテレビ・ビデオの鑑賞や日本語の 本の読み聞かせは、日本語の習得だけでなく、日本文化を自然に吸収す る良い機会にもなります。 また、長いカナダの夏休みを利用し、日本の小学校へ短期通う「夏休み体 験入学」を試してみるのも良いでしょう。都道府県、各自治体により制度 も異なりますが、一般的には小学校の校長先生の判断で受け入れの可否 が決まります。通常は該当する学校に個人が直接連絡して学校長の指示 を仰ぐことになります。1ヶ月程度の参加なので、教科書等は学校の物を 借り、費用は給食費程度で済むのも魅力です。カナダでは体験できない 給食当番や掃除当番など、日本的な学校生活を体験できるのは言葉の上 達だけでなく、日本の習慣を学ぶ上でも大変役立ちます。

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帰国を見据えた教育

カナダでの滞在を終えて日本へ帰国する場合、日本の学校への復学や 進学、海外での経験を活かした就職などその先の進路にはいくつもの 選択肢が考えられます。ここでは帰国前に役立つ情報を紹介します。

帰国子女の復学および大学進学

帰国子女は滞在国の言語に優れているだけでなく、異文化を体験すること で得た国際感覚も身につけています。しかしながら日本国内の学校への 復学・受験の対応は帰国子女にとって深刻な問題です。
帰国生受け入れの資格・条件は各学校で異なるため、希望の学校の募集 要項を早めに手に入れる必要があります。帰国子女の認定条件は、海外 滞在年数、現地校での在籍年数や帰国後の期間等です。一般的には中学 と高校で海外での滞在年数が2年以上、帰国後1年以内であることが条件 で、復学には面接と国・数・英の3教科を受験します。大学では2年以上継 続して海外の学校に在籍、もしくは通算在籍年数が3年以上で卒業見込み の者であることが条件となります。帰国枠大学入試を行っている大学で は、選考方法は各大学が実施する入試の成績、高校での成績、TOEFL/ SAT等の成績の資料が基本となり、一般入試とは大きく異なります。小論 文や英語力は最も重視されますが、日本語(国語)能力も大学の講義につ いていけるかが大きく左右されます。カナダからの場合、カナダの大学に 進学できる条件を満たしていることが帰国枠入試の出願資格として求め られる場合があります。日本国内の帰国生受け入れ校の担当者が海外各 地で開催する「帰国生のための学校説明会・相談会」に参加してみるのも 良いでしょう。各校の指導方針、授業や課外活動などの特色や選考方法、 時期、募集定員枠などの情報提供とともに、生徒・保護者からの具体的な 相談にも答えてくれます。

帰国後の就職に役立つ資格を取得する

ワーキングホリデーや留学を終えて日本に帰国する人の中には、カナダで の生活や勉強した経験を活かした仕事をしたいと思っている人も多いで しょう。ところが、今の時代、都市部では英語を話せる人は少なくありませ ん。そうなると、英語を話すだけでなく英語を使って何ができるかが大き なポイントになります。ワーホリ=遊びというイメージを持つ企業もある ため、現実的にはワーホリは就職に有利とは言い難いかもしれませんが、 それは全て本人のアピール次第です。カナダ滞在期間中に資格を取得す れば、「英語環境で貴重な体験をしてこのような資格を取った」、「これを 使ってこのようなことができます」など、他の人との差をつけることも可能 です。帰国前に短期間で取れる就職活動に有利なコースもありますので、 帰国後のキャリアアップやキャリアチェンジの参考にしてみてください。
*1) 提供されているコースや期間、授業料は学校によって異なりますので詳しくは各学校のウェブ サイトをチェックしてください。

  • 英語教師・児童英語教師
    TESOL(Teachers of English to Speakers of Other Languages)、 TEC(Teaching English To Children)、TYC(Teaching Young Children)な どは最も人気の高い資格取得コースの一つ。また日本での小学校英語指導 者資格(J-shine)を取得できるコースもあります。 (期間) TESOL : 1ヶ月~3ヶ月(サーティフィケート、ディプロマ)、TEC : 2週間~ 2ヶ月(サーティフィケート、ディプロマ)、TYC : 1ヶ月 ~(ディプロマ)
  • 旅行業・ツアーガイド(Tourism Certifi cate)
    旅行業のカスタマーサービス、チケット予約業務などの基礎を学びます。 IATA認可されているコースを取得できるところもあります。 (期間) 3ヶ月~(サーティフィケート)
  • ホテル業(Hospitality Certifi cate)
    ホテルサービス業の知識や基礎を学びます。 (期間) 3ヶ月~(サーティフィケート)
  • 日本語教師養成講座
    日本語教師に必要な日本語教育の基礎や日本語教育能力検定試験の記述 式問題実践指導を教えるところもあります。 (期間) 1ヶ月~(サーティフィケート)
  • 秘書検定
    一般的な秘書業務の基礎からソフトウェアの管理やオフィス環境、会計管 理を学びます。米国公認秘書検定(CPS)の対策コースがる学校もあります。 外資系企業への就職を考えている人にお勧め。 (期間) 3ヶ月~
  • マーケティング・国際貿易
    マーケティングや国際貿易に関する知識と実践的なスキルを習得します。 貿易業界で認可されているFITTディプロマ取得が可能なところもあります。 (期間) 3ヶ月~6ヶ月 (ディプロマ)
  • ビジネスメネージメント
    ビジネス管理の基礎、文書管理やソフトの使い方を学びます。 (期間) 2ヶ月~ (サーティフィケート)
  • 通訳/翻訳
    日英通訳養成講座、翻訳養成講座、実務経験を加えたコースもあります。 外資系企業等で通訳翻訳スキルを使って仕事がしてみたい人にもお勧め。 (期間) 2ヶ月~4ヶ月 (サーティフィケート)
  • TOEIC
    TOEICスコアアップのための対策コース。高得点を目指すアドバンスコー ス、更にはスピーキングなどの苦手分野集中コースもあります。帰国前にカ ナダで受験してスコアを取得しておくとよいでしょう。 (期間) 4週間~

就職サポートについて
帰国後の就職活動には人材紹介・派遣会社を利用するのも一つ。ワーホ リの経験を就職に活かしたいなら、渡航前に一度人材紹介・派遣会社に 登録をして、どのような経験や資格がよいのかを相談して自分の目標を 立てるのもよいでしょう。カナダ滞在中は自分の居住地区にある人材紹 介・派遣会社や無料で相談してくれる所もあるのでそちら活用してみるの もお勧めです。また、BC州に滞在する学生達によるNPO団体で、カナダ に住む学生のための日本での就活情報の支援・カナダ留学の評価の向上 を目的としているBCJSNという団体もあります。BCJSNでは、2006年の 設立以来、、多くの就職斡旋業者と協賛での就職活動セミナーや、日本か らの招待企業による会社説明会等のイベントなどを行っています。
BCJSN: www.bcjsn.net

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